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2020/09
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犬が決める 1/3
我が家の新入りです。

このきれいな金茶色の瞳の男の子は、昨年のクリスマスの少し前にやって来ました。

初めて会ったのはその4ヶ月前、8月の終わりです。

2019011402.jpg

夏の夕方、空気が碧く暮れていく頃、いつものようにコチ丸と散歩をしていたら視界の端に動くものが入って来ました。

視線を上げるとその先の小川を隔てた芝生の広場に犬がいました。

明るい茶色、ラブラドールレトリバーのような色。

コチ丸より大きいな。痩せているけど適正体重は15~16kgぐらいかな?

首輪をしておらず、ひとりで地面の匂いをフンフンを嗅ぎながら何かを探して歩き回っていました。

前の日に近くで大きな花火大会があったから、どこかの家の犬が驚いて逃げ出してしまったのかな?

コチ丸と一緒に橋を渡って近づいてみましたが、私達に気付いたその子はすぐに夕闇の中に消えてしまいました。

2019011408.jpg

それから数日間は見かけなかったので、やっぱり迷子でおうちに帰れたのかな?と思いましたが、そうではありませんでした。

しばらくするとまた同じ場所でその子を見かけ、その後はほぼ毎日同じ時間帯に会うようになりました。

それから毎日、すれ違う人や近所の飼い主さんたちに片っ端から訊ねましたが、誰もその子の存在に気がついておらず、探している人も思い当らないとの答えでした。

何よりがっかりしたのは関心を示してくれる人が誰一人いなかったこと。

あっさり違う話題に移ってしまって、真剣に耳を傾けようとしてくれる人はいませんでした。

2019011412.jpg

探している人はいないか。警察と愛護センターに問い合わせ、ネットもチェックし続けましたが、該当はありません。

逃げてしまうので近くまでは行けませんが、遠目で見る限りではその子はとても痩せていました。

ということはもしかしてけっこう長く彷徨っている?

ご飯を置いた場所から少し距離をおいて見ていると、その子は用心深く近寄って来て、何度も顔を上げてまわりを伺いながらも食べました。

それを続けるようになって数日経つと、猫の餌やりのおじいさんに出会い、その人も毎日ご飯をあげていることがわかりました。

犬が猫のご飯を横取りするのを防ぐために犬にもあげているんだそうです。

2019011407.jpg

「もう半月ぐらいはいるよ。」

そっかー。だったら花火は関係ないし、探している人もいない可能性が高い。

それはつまり捨てられたか、逃がしてしまって探すのを諦めたのか・・・

犬はおじいさんのことを「ごはんをくれる人」とはっきり認識していて、おじいさんの自転車の後をついて歩いていました。

ただしおじいさんは犬には興味がなく、守りたいのは猫のご飯。餌場についてこられるのは困る。

なので私がごはん担当を引き継ぐことにしました。

2019011406.jpg

最初の頃は明らかに用心していた犬は、毎日通うにつれて慣れて行き、距離が短くなって行きました。先に来ておすわりして待っている日もありました。

雨の日はびしょぬれで。雨上がりには体中に種をいっぱいつけて。無邪気な顔でニコニコして。

ただし、決して触らせてはくれませんでした。

それから毎日通いました。

ご飯ですから大雨でも台風でも必ず行きましたし、犬も現れない日は一日もありませんでした。

コチ丸の匂いをしつこく嗅いでは怒られたり、私のことも遊びに誘うようになって、いくらでも走りまわるところ、どすんと勢い良く伏せる動作、猫たちのご飯に横から口をつけようとして鼻先をひっぱたかれ、キャイン!と鳴いているところなど、なんだかまだ幼いといっていい感じでした。

たくさん食べても痩せていたので虫下しをあげたら、みるみるしっかりした体型になっていきました。

2019011415.jpg

2/3へ続く












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lohamakegu

Author:lohamakegu
ボランティアで犬猫の保護と譲渡をしています。

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