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2020/09
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連なる足跡
柊は保護したばかりの頃はいつも鳴いていました。

外の世界からいきなり見たこともない小さな部屋に閉じ込められて、何がなんだか、どうしたらいいかわからず、不安で不安で鳴いていました。

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でも、ただただ混乱ばかりだったその時期はほぼ過ぎたようです。

ようやく彼女の本来の性質が徐々に見え始めてきたところ。

まずわかったことは、彼女はどうやら寂しがり屋らしいということ。

基本的に誰かの傍にいる方が落ち着くみたいです。

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ただし在宅時間の短い夫にはまだ慣れていなくて、今のところは私だけです。またはコチ丸。

保護部屋の外に人の気配を感じると「にゃーんにゃーん」と呼びます。

こちらは働く主婦ですから必ずご要望に添えるわけではありませんが、できる限り顔を見に行きます。

「鳴く→思い通りになる」というパターンを避けるためにも、100%は応えないことは共同生活をしていく上で有効かもしれません。

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ドアを開けると「待ってたのー」と迎えてくれます。

あらうれしい♪

そして私の足元に体をスリスリして、手に「撫でて~」と頭を押し付けてきます。

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耳の後ろや背中を撫でてあげると喉をゴロゴロ鳴らします。

そして私の顔を見上げて、かわいい声で「にゃーにゃー」とおしゃべりしてくれます。

たまには目の前にゴローンと寝転んでくれる時だってあります。

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でもそれとは裏腹に、時々はっとしたように飛びのいて、悲壮感すら漂う真剣な様子で私の手を両前足で一回ずつパンチします。

「いけない!信じちゃいけない!」と思い出したかのように。

口をキュッと閉じて、目を哀しく見開いて。

2つの心情の間をまだ行ったり来たりしているのでしょう。

そんな様子からは外の世界でどれだけ恐い思いやつらい思いをしてきたかを連想させられます。

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まだ1歳ぐらい、もっといっていたとしてもせいぜい2歳以下の女の子。

ひとりぼっちになってからはどれぐらい経っていたんだろうね。

よくがんばってきたねえ。柊。

えらかったね。

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でも私はあえてなぐさめず「柊、痛いよ。」と言って、ごく普通の平気な顔でそのまま座っています。

柊は自分がパンチしたことに自分でちょっとショックを受けてしまうのか、しばらくは少し離れてしゅんとしています。

でもすぐに元に戻ってまた足元にやって来るので「いい子だね」と撫でます。

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近頃は自分の名前を認識していて、呼ぶと近くに来てくれるようになりました。

かと思えば、そばで安心してくつろげるところまではまだいかなくて、ちょっとした動きや動作ひとつで逃げていくこともあり。

もしかしたら新しいおうちに行っても、なじむまでに少し時間がかかってしまうかもしれません。

けれど私の知る限りではそういう子ほど、なじんだ後はより深い信頼と絆が生まれるものです。

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共に成長してきた一歩一歩にはそのたび感動が伴なうし、後になって一緒に振り返ったら、そこには人間と肉球の二人三脚の足跡がずっと向こうの方まで連なっていることでしょう。

そのそれぞれ全部が大切な思い出に彩られているなんて。

いいなあ。

柊。そのとまどいや葛藤もまるごと受け止めてくれて、大らかな気持ちと長い目で見守ってくれる家族に出会えるといいね。

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Author:lohamakegu
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