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いとしのケンケン 後編
ケンを拾った当日、「今日の検査と処置は全部タダにするからこの子、絶対に飼え。」と言ってくれた獣医さんとよく話をして、入院はさせずに自宅で看取ることを決めました。

その日はとても暖かかったので、帰宅後少しの間だけベランダに出て、車でのひなたぼっこの時みたいに2人きりで過ごしました。

そして幸い私はその後の4日間、コチ丸の散歩以外はどこにも出かけることなく、ずっとそばにいることができました。

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本当は4日目は出勤でした。

でもその前日、「明日はどうにかして休めないかな」と思っていたら会社から突如「営業所のシステムが故障して仕事にならないから明日は臨時休業」と知らせが入ったのです。

大きな企業ですから管理もしっかりしているし、臨時休業とか、通常ではまずありえない事象。

そして不定休の夫もたまたま休み。

「あ、きっと出発は明日なんだな。」と感じました。

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予感はその通りになって、翌日の暖かに晴れた春分の日、家族全員が揃った午後のリビングからケンは旅立ちました。

それまでの4日間ずっと春の陽気が続いたので、午後は毎日、リビングにベッドを並べてみんなでひなたぼっこをしました。

ケンにはおそらくもう日差しは負担だったかもしれないけど、ひなたぼっこが本当に大好きなので少しずつだけ。

3月17日、引っ越し当初と同じ、オリジナルメンバーで。

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3月18日、現在のフルメンバーに囲まれて。

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3月19日、亡くなる前日。

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一緒に暮らした期間は短かかったけれど、本当に個性あふれる面白い子で、一匹で数匹分ぐらいの存在感を放っていました。

物怖じせず、気負わず、悠々とマイペースで。

預かりっ子に近づくのもいつも一番。

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グリムを布団代わりに使い、

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2号と3号には逆をされ・・・

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あ~あ。

逝く時は「せーの!」でみんな一緒にだったらいいのに。 

寂しいよ。ケン。

2017032312.jpg

でももう一つ背中合わせの気持もあります。これはランコントレミグノンの友森さんの印象的な言葉。

「介護‥‥あれはもう、ご馳走としか言いようがないです。

あんなに自分が時間もお金も情熱も使い、気持ちを集中させて引っ張られることは、よく考えたらほかにないんです。

そこが究極の、私にとっての、贅沢なのかなと思います。

看取るときの別れがつらいけど、その前までの試行錯誤や、一緒に過ごす時間って‥‥ね。」

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今、それがとってもわかる。胸がちぎれそうに悲しい一方で、確かに至福の毎日でもありました。

でも私がずっと傍らに付きっきりで、じっと見つめちゃあ泣いてしつこく撫でたりしてたら、ケンはきっとゆっくり休めないので、ギリギリの時まではガマンしていつも通りに過ごしました。とっても難しかったけど。

最期に苦しむことはやはり避けられなかったけど、それもケンは残った力を振り絞って勇敢に乗り越え、旅立って行きました。

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長い間の闘病、何回も危ない時があったけど、本当に本当によくがんばったね。 

ケンケン、あの日、私の通り道で待っててくれてありがとう。

一緒に暮らせて、母ちゃん最高に幸せでした。

ずっとうちの子。父ちゃんと母ちゃんの自慢の子。

今までも、これからもずっと。

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(非公開コメント受付中)

愛情込めて
強制給餌努力された成果でしょうか
柔らかさの残る姿で
旅立たれたのですね。
何て心が豊かで温かくて
回りを幸せにする魅力的な子だろうと
いつもケンちゃんのこと、思っていました。
私はとてもとても、寂しいです。
でも、ケンちゃんは
のんびり穏やかに、ニコニコと
お家や家族を思い出すんだろうなあと思います。
優しいお父さんお母さんがいて
楽しい兄弟一杯いて
楽しかったんだよ〜!って。
可愛い尊いケンちゃんを
保護して大事に愛して下さって
彼の優しい魅力を読者の私たちに
届けて下さって、本当にありがとうございます。
ケンちゃんみたいな特別な宝物のような子を
どんなにか寂しいか、恋しいかを思うと
お悔やみの言葉も浮かびません…
本当に、ご愁傷様です。
長い看病の日々も、最期の日々も
喜びと感謝は勿論ですが
代え難い時間の代わりに
心身を駆使するものであったかと思います。
どうぞご夫婦お二人とも、ご自愛くださいませ。

お辛いところのご報告、ありがとうございます。
はじめて書きます。
むーこちゃんの記事の頃から優しい文章と写真に毎回癒やされながら拝見させていただいてます。
悲しい報告ですが書いていただきありがとうございました。
猫も人も年を取ると頑固になる事が多いなと思っていた中でケンくんの様子に驚いておりました。こんな子がいるんだ!と。

悲しいですがケンくんが頑張ってくれたおかげでゆっくりお別れ出来たのでしょうか。
うちの夫婦に初めて出来た家族は年齢不詳で三年半一緒に過ごし、ある朝突然起きて来てくれませんでした。

どんな別れでも悲しいですね。

ゆっくりゆっくりと気持ち、身体快復していかれますように。










No title
名無しさん

私達人間にまでお心遣いくださり、ありがとうございます。
確かに、長い介護、特にコチ丸捜索中は大変でした。

でも、最期はそんなの全部ふっとんでしまうものですね。
残るのは楽しかった思い出といっぱいの感謝だけ。

きれいすぎる表現なのですが、本当にそうだったのです。

ケンは最高に楽しい生活をくれたと同時に、そのかっこいい
生き方と死に様を見せることで、私たちに今後の道しるべも
残してくれました。

その存在感の大きさゆえに不在がとてもこたえますが、
でも彼のようにちゃんと生きてゆきたいと思っています。
No title
黒猫運動会さん

初コメントありがとうございます。

おっしゃるとおり、ケンは出会い以来、健康なときはほとんど無く、
何度も危ない時を乗り越えてくれたため、覚悟する猶予をくれました。

毎日同じ布団で眠り、私がデスクにいればそこに登って昼寝をし、
年齢のせいもあるのか、本当に分かり合えている感が強かったので、
今はその空白をまだ受け入れきれないところがありますが、
一緒にがんばりきった感もあるため、悔いはありません。

猫ちゃんの突然の死は本当におつらかったことでしょう。
察するにあまりあります。

でも別れは悲しいけど、動物との暮しは毎日宝物をもらっている
ようなものですね。これからも宝物収集、お楽しみください。
プロフィール

lohamakegu

Author:lohamakegu
犬猫の預かりと里親探しボランティアをしています。

現在募集中の子:今はいません。

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