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2017/10
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ある猫ちゃんとの一期一会
後からだったら何とでも言える。でも私はあの時「この子をひとりで行かせてはいけない」と確かに思ったのです。

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(写真は我が家の子達です。)

その猫ちゃんには先週の金曜日に出会いました。夜ふと通りかかった空き店舗の脇にある、裏に通り抜けるための細い通路にいました。その近辺で猫の姿を見かけたのは初めてでした。

私は数はとても少ないですが、できる時、あるいは出会ってしまった時に野良猫の保護やTNRをします。通常はしばらくの間様子を見てからで、会って即実行することはありません。

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でもその子は子猫のように小柄できゃしゃで、なんだかはかなげで、外で生き抜いていける子にはとても見えませんでした。そしてそんな理由よりなにより、なぜかただ「この子を早くつかまえなきゃ」と強く思ったのです。

暗くてよくわからなかったのですがキジ模様の女の子のようでした。彼女は私に警戒していて、そっと呼んでもそばには来ませんでした。

私との間には柵があり、通路内には入れませんでしたが、ちょうど頂き物のおやつがあったので、それを柵越しに地面に置いて少し離れました。(保護や避妊手術をせずにただ餌をあげるのは適切な愛護ではありません)

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すると恐る恐るではあるものの、彼女はおやつ近寄って、小さな頭を可憐に動かして静かにおやつを食べました。気にいってくれたようで、おいしそうに食べていました。でも私が動くとうしろに下がってしまいます。

私は一旦自宅に戻り、捕獲セット簡易版を持って同じ場所に行きました。でも猫ちゃんの姿はもうありませんでした。ちらっと見えた去り姿があったのですが、それが同じ子だったかはわかりません。

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翌日の土曜、その空き店舗を管理している不動産屋さんに、敷地内に入って捕獲器をしかける許可を取りたい旨をお伝えしました。

幸いご理解ある方で、大家さんに連絡を取ってくださいました。 間に若干行き違い等があり、大家さんと連絡がついたのはその翌々日のことでした。

そして、まずその猫ちゃんは、店舗と同じ区画にお住まいの、大家さんのご家族の飼い猫である可能性が高いということを伺いました。

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続けてその飼い主さんがご連絡をくださり、猫ちゃんの見た目や目撃日時をすり合わせて行くと、やはりその子にほぼ間違いがないようでした。模様は黒っぽかったのでキジと思い込んでいたのですが、正しくはサビでした。

そして、その猫ちゃんは土曜日にお家に帰れないまま亡くなってしまったと。 近所の動物病院からの連絡でわかったそうです。

やっぱりサインだったのかな。あんなにも急がなくてはと思ってしまったのは。でも間に合わなかった。ごめんね。猫ちゃん。

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これは他人事ではありません。本当に一瞬の隙に誰にでも起こりうる事なのです。どうかうちの子だけは大丈夫と思わないでください。

現代は残念ながら猫に優しい世の中ではありません。ひどいことをする人がたくさんいるし、それ以上に無関心な人の多さは絶望的なほどです。保護活動をしているとつくづく思います。車はバンバン走っているし、危険だらけです。 

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飼い主さんは猫ちゃんを大切に室内だけで飼っていたそうです。でも一瞬の隙で脱走してしまいました。初めての、たった一度の失敗が今生の別れになるなんて。ととても悔やんでいらっしゃました。

そして、こんな悲しい想いをする人が増えないように、完全室内飼育と脱走防止を皆さんにお願いして欲しいと言ってくださいました。

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それともうひとつ、そこを歩いてる猫は誰かが必死で探している子かもしれません。首輪、迷子札はつけていないか、張り紙など無いか、気をつけて見てあげてください。いつ立場が逆になるかも知れないのですから。

猫ちゃんの冥福を心からお祈りします。おいしそうにおやつを食べていってくれてありがとうね。 

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22匹崩壊現場の子たちはなかなか行き先が決まりません。親ブログをぜひご覧ください。こちらです。

それに輪をかけてまた別の崩壊現場が。ひどいところです。倒壊寸前のゴミ屋敷に置き去りにされた子たちです。

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里親さん、一時預かりさん、資金、物資の支援をなにとぞよろしくお願いいたします。 親ブログはこちらです。







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ここ最近
世界中を暗いニュースが駆け巡り重い空気に押し潰されそうになりながら毎日が過ぎていきます。日本でも川崎の事件のようにやり場のない怒りと絶望的な悲しみ包まれています。ボクは「ペット」という言葉が大嫌いです。この地球上で生命を授かったものたちは寿命を全うする権利があり、そうでなくてはいけないと考えています。しかし現代社会において「生命」があまりにも軽く考えられている気がしてなりません。lohamakeguの仰る通り、今現在ご自身のまわりに大切なパートナーがいる方は、幸せに暮らしていけるように最大限の努力をしていただきたいものですね。ボクも最大限の努力で頑張ります。
No title
とらさん、こんばんは。正直、考える事が多すぎて、全部投げ出したくなることがあります。メディアなど一切シャットダウンして自分の子たちとだけ安らかに暮らしたいと。全員を助けられないのが常にジレンマです。がんばりましょう。
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lohamakegu

Author:lohamakegu
犬猫の預かりと里親探しボランティアをしています。

現在募集中の子:今はいません。

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