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2019/04
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散歩に行こう
けっこう最近までのポプラは、リードを見せただけで家中逃げまどって、そのたび床の上に大きい方の粗相、下手したらその上に伏せて、ひっぱってもビクともしない。

普段つけている首輪のほかにもう1本とハーネス、それにスリップリードもつけるのですが、とにかく顔を隠して物蔭に伏せ、ビクともしてくれないので大仕事でした。

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集合住宅の3階から階段で1階まで降りますが、踊り場ごとに地蔵化するのをほぼひきずるようにして道路まで出ます。

出れば出たで動かないか道路脇に突進するかのどちらかで、通常5分くらいで到着する公園まで4~5倍はかかりました。

初回は到着したとたん折り返し帰宅でした。それ以上はちょっとムリで・・・

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キャッチボールしている子供、談笑している高校生グループ、「あらこの子はもしや!」と近づいてくるご近所さんはもちろんのこと、捕獲前は一緒に遊んでいた犬たちまで!

なんでも恐い。逃げたい。隠れたい。

たぶん生まれてからずっと、首輪とリードで引かれたことなどなかったポプラには、それだけでパニックになるほど恐いことなのでしょうね。

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今まで楽しく走り回っていた場所の景色さえまるで違う恐い物に見えたのかもしれません。

だから逃げねば!あの茂みに今すぐ隠れねば!

いや、まてまてまて!

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威勢はいいのに腕っぷしがロクでもなくてすまん。

本当は菊池さんがしてあげたみたいに抱っこしてあげれば落ち着くんだけど、どうやっても持ち上げられなくて。

そう、ポプラはあんなになんでもかんでも恐がるのに、菊池さんがふと仰向けで抱っこしてあげた時、なんだか居心地よさそうにしたのです。

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大きな身体でおとなしく抱っこされているポプラは、あどけなくて可愛かったな。

きっと仔犬の頃に一度保護されて、その期間に抱っこされたことが何度もあるのでしょう。

その後どんな道をたどって公園でひとりぼっちになっちゃったんだろうね。ポプラは。

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練習によって少しずつ距離も伸びていきましたが、それでも散歩が好きになったわけではなく、リードを見せるとやっぱりいったん逃げて行くので、四苦八苦しながらハーネスをつける日々は変わりませんでした。

イヤイヤ行きますが、ほんとは行きたくない。恐いし。おなか壊しちゃうほど恐いし。

でもがんばろうポプラ。経験を積んで恐くなくなるんだよ。

と励ましながら、実は私もあまり楽しくはなかったのです。

逃げられるのが恐くて緊張するし、手は腱鞘炎になるし、転ぶし、そのまま引っ張られて立ち上がれなかったり、後半は疲労困憊してやっとの思いで帰宅。

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それでもずっと練習を続けました。

そして互いにまだまだ楽しめないものの、少しずつ歩きやすくなっていきました。

そんなある日のこと。

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コチ丸単独で散歩に行こうとして、いつものように玄関でリードをつけました。

そして「あ、お水忘れた。」と洗面所に汲みに行った時。

ポプラが自分から玄関にやって来て、コチ丸の横にフセして私を見つめたのです。

自分も行く。という初めての意思表示でした。

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「ポプラも行くの?」とそばに行っても逃げない。

「よし、みんなで行ってみようか。」

私単独で2頭を一緒に連れて行くのはこれが初めて。

リードを持ってかがみ込むとポプラはブルブル震えていました。

でもいつものように逃げては行かず、その場で目を伏せてじっとガマンしていました。

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そしてハーネスをつけやすいように少しおなかを浮かせて協力までしてくれたのです。

その日からは散歩の気配がするとちゃんと自分で玄関にやってくるようになりました。

私が本当の意味でポプラとの散歩を楽しめるようになったのもその日からです。

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最近は終業前のオフィスで、散歩中ニコニコと私を見上げるポプラを思い出し、早く散歩に行きたくて急いで帰宅します。

まだ全然ダメダメのドタバタでスムーズな散歩とはとてもじゃないけど言えません。

でもいいよね、ゆっくりで。

大切なのは楽しむこと。

明日も散歩に行こう。

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困るんですけど
いつ頃からだったかな。

家の中でふと視線を感じて振り返るたび、ポプラが私を見つめています。

お気に入りのベッドに寝そべってたりフセしたりしながら、頭をもたげてじっと見ています。

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眉毛の上の毛に黒い模様があるので、普通でも困り顔に見えるのですが、その困った顔でじっと見ている。

「ポプラどうしたー?」とそばに寄るとぱたっと頭を落としてベッドにアゴをつけて知らん顔をします。

でも最初の頃とちがうのは、頭を撫でられる時にこちらの顔を見上げるようになったこと。

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仕事がある日の朝はバタバタなので、散歩はコチ丸だけで行きます。

帰って来て玄関でコチ丸の脚を拭いていると、決まって背中に何かが触ります。

ポプラが私に鼻がくっつくぐらい近づいて、匂いをかいだりまじまじと背中を見つめているのです。

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笑いをこらえてそっと振り向くと、気付いたポプラは急いですぐ横にある水入れに顔をつっこんでバチャバチャ飲むのです。

それはもうバッチャバッチャと。

「見てません!水です!水を飲みにきただけっす!」

みたいな感じで。

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漫画の焦っている時の汗のマークがポプラの頭の後ろあたりに見えるようです。

そしてそそくさと去っていく。

ほぼ毎回やってますね。

それを2~3回繰り返す時もあります。

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まだこちらから近づくときまりが悪そうではあるものの、みんながいる部屋に一緒にいたいみたい。

そこで手足を伸ばしていびきをかいて爆睡もするようにもなりました。

そして唯一、私がご飯の仕度をしている時だけは自ら正面にやって来て、やけに堂々と立ってこちらを見上げています。

目の前にお皿をおいてやると、自分の尻尾を追うようにフルスピードでぐるぐる5回ほど回り、それから全力で食べ始めます。

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と思ったら1分かからず食べ終わる!

それからたまに猫のマコにプレイバウのような仕草をして遊びに誘うようになりました。

マコは体の大きいポプラが自分の目の前に立ちふさがってバタバタするのがイヤなんですね。

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飛びのいて避けますが、それも遊びの内とポプラは捉えるらしく、さらにプレイバウで踏み込んで行きます。

怒ってポプラの鼻先にパンチしてダッシュで逃げて行くマコ。

取り残されてキョトンと立ち尽くすポプラ。

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それから私が見ていない隙に床に敷いてあるコルクのパネルマットやコチ丸のベッドをかじるようになりました。

それも自分のじゃなくて、ちゃんとコチ丸がよく寝る方のやつをかじります。

わーみつかっちゃった!

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決して目を合わせない。

綿を詰めなおして縫い合わせるのですが、たびたびなので、どんどんベッドが短くなっていきます。

なのでそのへんの布をあててパッチワークみたいにすることにしました。 チグハグな。

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いいんです。もう。見た目とかあこがれの部屋とか・・・いや、よくないけど。

一応言っては聞かせますが、まだ信頼関係がきちんとできていないので厳しめに叱ることはしていません。

もちろん困りますよ。

困るんですけど、一方ではポプラにこの遊びを見つける程度の余裕ができてきたことがうれしくもあり。

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犬ってすごいので、きっとそんなこちらの気持もお見通しなのでしょうね。

なので明日もかじるのだ。


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少しずつ少しずつ
ポプラはおそらく人と暮らす経験をほぼしないまま外に放たれたのだろうと思います。

そのまま半年間ほどを過酷ながらも自由に暮らし、それをいきなり一般家庭に連れ込んでしまったものだから、まずトイレを教えるのがけっこう大変でした。

憶えたと思って油断していると、ある日からまた全然違う床の上に大きな水溜りを作り始めるといった具合でした。

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きっとめまぐるしい色んな変化にひどくとまどっていたんだろうな。

本当は賢い子なので、やがて失敗の回数は減っていき、今ではちゃんとシートのまん中にしています。

きまじめな表情でお行儀良く腰をおとして。

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それから散歩。 

KDPで菊池さんに教わったことを家の近くでも練習し始めました。

ポプラがどんな動きをするかまだよくわからないし、間違いなく力は強い。

コチ丸の捜索以来ポンコツ化した足腰の私ひとりでは何かあった時に対応しきれる自信がなかったので、当面の間は誰かしらに付き添ってもらえる時だけにしました。

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休みが合った日の家族はもちろん、ひろちゃんや菊池さんを介して知り合った貴久子さんも遠くから来て一緒に歩いてくれました。

短い距離からコツコツと。

最初はとにかく逃げられるのが恐くて緊張しました。

様々な捕獲方法をすべて失敗した末にやっと捕まえたポプラは、それらの経験が増えている分、次に逃げたら捕まえるのはさらに、いやいや、はるかに難しくなるから。

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もちろんポプラ自身もかなりの恐がりようでした。

首輪もリードも道も車も自転車も大人も子供も音もちょっとした一瞬の振動も、とにかくすべてが恐い。

私がちょっとつまづいたりしただけでもう大変。

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飛び上がってびっくりし、その辺の車の下やしっかりした固い枝が刺さりそうな植え込みなどに隠れようとして私を引きずる勢いで突進して行きます。

そうかと思うと車道にはいつくばってまるで動けないのを今度は私が引きずって。

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私の恐怖心がポプラにも伝わって、さらに動揺させていたのだと思います。

同行したコチ丸は、普段は穏やかで安定している子です。

でもその時は派手に鼻鳴きして、すれ違う知人にまで駆け寄って切々と何か訴えていました。

ヤキモチを焼いてるのか?と思ったのですが後からわかりました。

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コチ丸にも私の不安が伝わっていたのですね。

「かあちゃんが大変だ!助けてやっておくんなせえ!」と訴えていたのかな。

お恥ずかしい・・・

そんなこんなで、通常なら徒歩5分の公園に辿り着くまででもう互いに疲労困憊でした。

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家の中ではまだリラックスには遠いものの、わずかずつ変化し始めました。

見ている前でもご飯を食べるようになり、眠るようになり、撫でても逃げなくなっていきました。

我が家は人間が寝室に行くと犬も猫もなんとなくぞろぞろやって来て、みんな一つ所にかたまってキャンプみたいに眠ります。

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ポプラは引きこもりから卒業した後もはじめはひとりでリビングで眠るほうが楽そうでした。

でもある時からみんなの後について、おずおずと「あっ、あのー、自分もいいすか?いいすかね?」と寝室に入ってくるようになりました。

上目づかいでさささーっと。

おもしろかったなあ。

その晩から私の足元で眠るようになりました。

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それが自分からこちらに近づいてくれた初めてのアクションだったと思います。

きっと勇気が要ったよね。

そんな感じで一生懸命勇気を出して、少しずつ少しずつ前に進むポプラなのでした。

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どこから来たの?
どうも、月刊グリム日記です。

すっかり月刊が定着しつつあるような更新頻度ですみません。

桜の季節ですが、お話は2ヶ月半ぐらい前に遡ります。

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我が家に来てから1カ月ぐらいの間、ポプラは毎日バリケンの中か部屋のすみっこの椅子の下で息を殺して1日中寝そべっていました。

ご飯も顔の前に置いてやらないと食べないし、こちらがちょっとでも急な動きをしようものなら飛び上がって逃げまわります。

体が大きくて力が強いものだから、そのたびに家具に体当たりしたり水入れをすっとばしたりして、猫たちも驚いて悲鳴をあげ、一斉にちらばって避難するし、コチ丸はポプラを静止させようと現場に急行したりして、なんとも騒々しい毎日でした。

公園にいた時はあんなに機嫌よく広場を走り回っていたのに、別の子のようにビクビクオロオロしてしまって。

でもポプラのおびえた表情はまだ仔犬の面影がちらついてかわいいんだよなあ。

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それにしてもこの、人と家に馴れていない感じ。

ポプラはいったいどこから来たんだろうねぇ?

ポプラの体にはマイクロチップが入っていることが病院で判明したのです。

ただし、その後の登録が獣医師会にされていなかったため、なんの情報もわからなかったのですが。

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ということは一度は人の手を経ている。

チップを入れる意識のある、おそらく保護活動者。

推測① 仔犬の頃に保護→すぐに逃がした。

推測② 保護→譲渡→すぐに逃がした。 or 捨てた。

ポプラを初めて見かけた頃から「探している人」を探しています。

でも見つからない。

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マイクロチップは入れるのに逃がしても探さないというのは考えにくいので、おそらく②が近いかな。

いたずらが過ぎるとかそんな理由で故意に逃がされた。

あるいは過失による脱走でもその後ロクに探してもらえなかったのかね~。

そして最初の保護の前はどこにいたのかな。

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捕獲器や大きなトラップのようなエリアに絶対に入ろうとしなかったのも、最初に捕まった時に経験していたからかもしれないね。

幼いと言っていいほど若いのにいろんな経験をしてきたんだねーきっと。

慎重で恐がりなのもそのせいかもしれないし、それだからこそ事故や事件に巻き込まれないで生き抜いて来れたのかもしれないね。

って全部推測のお話ですがね。

ポプラ、鼻におやつのカケラついてるよ♪

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本当に助かったのは、ポプラがうちの猫達をおびやかしたりせず、最初から同じ群れの仲間のように当たり前にそばにいてくれること。

外にいた時いつもまわりに猫達がいて、ご飯を一緒にもらったり、時には掠め取ってひっぱたかれたりしていたので、ポプラにとって猫の存在はごく普通のことのようです。

並んでお昼寝したりしていますし、猫たちも必要以上にポプラに反応せずに、早い段階から受け入れてくれたことはありがたかったです。

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コチ丸に対しては、捕獲以前から散歩の時にまとわりついては怒られていましたが、家の中ではやや遠慮がちになっています。

でも時々耐えきれないようにバタバタっと近寄って、フンフン匂いを嗅ぎまくり、また怒られていますね。

怒るといってもコチ丸は無駄な乱暴はしませんし、ごく紳士的な範疇です。

ポプラが犬同士の距離感やマナーを学ぶためにはむしろ必要なことでしょう。

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12月中旬の捕獲から1ヶ月ぐらい経った頃、犬の友達兼デンタルケアのプロ、ひろちゃんに付き合ってもらってKDPに連れて行きました。

車酔いはしなかった。よし。

そして菊池さんご指導のもと、そこで初めてリードをつけて自分の脚で歩かせてみました。

ポプラにとってもリードはたぶん生涯初めてだったのかな。

ほとんど歩けなかったから。

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逃げようとしてもがく。はいつくばる。踏ん張る。急にダッシュしようとする。

もがくと首輪がはずれそうでたいそう恐ろしいのです。

だから首輪2本とハーネス。ハーネスと1本の首輪は連結させて首輪のすっぽ抜けを防ぐ。

その首輪とハーネスそれぞれに二股のショルダーリードを繋げて、もうひとつの首輪には噛んでも切れないワイヤーリード。

さらにもう1本、スリップリードもつけるという重装備です。

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これぐらいやらないとオレが恐い。

捕獲のすさまじさをさんざん思い知った今、より一層恐いのです。

その日のポプラは上手には歩けなかったけど、でもたくさんガマンして、頭も一生懸命使って、とってもがんばった。

良い犬です。

さて、明日からまた少しずつ練習していこうか。 

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プロフィール

lohamakegu

Author:lohamakegu
ボランティアで犬猫の保護と譲渡をしています。

現在募集中の子:ポプラ

ハンドメイドねこ首輪 月猫堂
猫とのくらしを始めたい相談
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