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2018/07
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ジョンさんとシェップのように
日曜日、昼間はまさに「うだるような暑さ」だったけれど17時頃からは風が涼しくなって、日が傾き始めても夏至前の空はまだまだ明るく、散歩にちょうどいい夕方でした。

日曜出勤だったものの早い時間に帰れたので、いつもより長めに歩こうとコチ丸と散歩に出ました。

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家から5,6分も歩くと、木々の緑が豊かな公園に着きます。巨大と言ってもいい、広い広い公園。

取り囲むように遊歩道があるので、それを横切って公園に入ります。

ふと目に入ったのは、遊歩道に張り出した木の枝が連なって木陰をつくり、柔らかな風をはらんで涼しそうに揺れている風景でした。

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その下にはベンチのように腰掛けることもできる低い石垣があります。

そこに60代後半くらいかな。女性が座っていて、その膝を枕に大柄な柴犬が横たわっていました。

でも女性の表情や佇まいから言っても緊急の様子ではありません。

犬は眠っているのです。

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遠目でもすぐに目が行ってしまうのは、そのふたりがいるところだけまわりと空気が違う感じがするからでした。

十分に穏やかで美しい初夏の夕方でしたが、さらにそこだけ浄化されているというか光を含んだ空気に包まれているような感じ。

まるで神宮の境内とか、そんな場所に来たような。

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保護活動を始めるきっかけのひとつであり、今もお守りのように思っているジョンさんと愛犬シェップの写真を思い出しました。

ジョンさんとシェップのストーリはこちら → クリック

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ふたりのいる景色はまるで天国みたいに美しくて、歩いていって話しかけずにはいられませんでした。

もちろん小さな声で。

「よく寝てますねー。」

女性は私を笑顔で仰ぎ見ておっしゃいました。

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「もう18歳なの。ちょっと歩いておしっこしたらスッキリして気持ちよくなるみたいで寝ちゃうのよ。

まだ歩けるんだけど、ほんのちょっとでもう十分みたい。でも外にいるのが好きだから、こうやって外でお昼寝させるのよ。」

老犬さんは安心しきったあどけない顔で、穏やかにお腹を上下させて眠っていました。

それはそれは気持よさそうに。

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加齢にともなう若干の腎臓数値の悪化はあるものの、大きな病気をしたこともなく、目も耳もまだある程度は利くそうです。

話していると時々目を覚まし、辺りの匂いをちょっとかいだりします。

「お外、気持いいねえ。膝枕いいねえ。」と話しかけて少し撫でさせてもらいました。

そしてまた気持良さそうに眠りに落ちて行きます。

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風がふいて、木々が揺れて、くつろいでいるふたりの姿は、うまく言葉にできないけれど犬との友情の完成形というか理想というか・・・

だめだ。安っぽい。言葉にするのはやめます。

ただ、あんな風になっていきたい。

女性と意見が一致したのは、老犬になればなるほどかわいくてたまらないということ。

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「ずっと一緒にいたから、その1日1日がお互い全部ここにあるのよね」と胸をトントンと叩いておっしゃいました。

「若い頃は気が強くて大変だったけど、だんだん丸くなってね。もう心で話ができるのよね。

そしてね、この子はやさしいからゆっくりゆっくり覚悟させてくれてるの。

覚悟はできてるけどね、でも今日もまた会えるのがうれしくてね。

毎朝、今日も会えたねーって喜び合うのよ。」

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愛されることは幸せ。

愛することはもっともっと幸せ。

終章の幸せ。

改めてそれを教わった日でした。

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プロフィール

lohamakegu

Author:lohamakegu
ボランティアで犬猫の保護と譲渡をしています。

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