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2017/11
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一流の「しゃー!!」
わが家の末っ子、茶トラのマコはもう5歳と半年ですが、いかにも末っ子らしい末っ子で、能天気、気まま、イタズラ大好き。

ちょくちょく「こらー!」と怒られています。

でも、新入りの年下の子が来ると、とたんにすばらしい兄ちゃんになります。

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最初の数日は保護部屋に出向いては、わざわざ新入りのかくれている穴倉を覗き、眼が合いでもしようものなら飛び上がって「しゃーーー!!」

不快そのもの!という顔で部屋を飛び出していきます。

廊下や部屋の出入り口でハチ合わせてしまった場合も同じ。

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でもだんだんそれが2回に1回になり、4回に1回になり、じきに無くなります。

怒るかわりに互いの鼻と鼻をちゅんとくっつける挨拶をするようになり、ついでにお尻の匂いなんかも嗅いだりします。

今日はついに2匹で鬼ごっこを始めました。

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リビングから保護部屋まで続く廊下を、だだだだーっ!だだだだーっ!と往復しています。

片道ごとに追いかける役が入れ替わるんですね。おもしろいな。

よしよし、早いぞ橙(だいだい)!

走るのがではありません。慣れるのが。です。

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ただし、はると水の女性陣にはまだ認めてもらっていません。

はるは元々ちょっと気難しくて、せわしく動き回る若い子は特に好きじゃないので、だいたい最初はけっこうつらく当ります。

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そして水。

水の「しゃー!」の大きさと切れ味は一流だということを初めて知りました。

必要以上に距離をつめて近寄りすぎた橙に向かって発した一声に私もちょっとびっくり。

今まで聞いたことがなかったし、水はいつもおっとりおとなしいから。

お~怖い怖い!

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そういえば人間もそうですよね。ふだん静かな人ほど怒ったら怖い。

橙は目をまん丸にして一瞬固まった後、ぴょんぴょん走って逃げて行きました。

マンガで描かれた飛び散る汗が、走ったあとに見えるような感じで。

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後ろ姿の、女の子らしい丸いお尻のなんてかわいらしいことよ。

でもその後はどちらもすぐに機嫌を直してけろっとしているし、小さな子たちはこうして相手との距離や付き合い方を学んでいきます。

コチ丸はいつもと同じですね。そばにやってきても嫌がるでもなく、静かに見守っています。

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いや、例えばマコがシッポにジャレついたりすると軽く唸ることもありますが、橙のことは大目に見ているようです。

このおじょうちゃんはまだ小さくてルールがよくわからないから仕方ないか。

なんて、犬も思ったりするのかしら。

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おじょうちゃんは早くもみんなのいるリビングで過ごす時間が長くなってきています。

今のお気に入りは天井までのキャットタワー。

一段ずつ一生懸命登り、最上段のハンモックに入って得意顔であたりを見回す橙なのでした。

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テーマ : 保護活動
ジャンル : ペット

常なけど、うれしかりけり。
北原白秋の「落葉松」という詩があります。

小学校の何年生だったかな。

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国語の授業で落合恵子さんの朗読を録音で聴き、「なんてきれいな詩なんだろう!」と深く胸に染みました。

落合さんの声や最後のフレーズを読み終わるときの静かな間合い、その後の美しい沈黙を今も覚えています。

一番最後の4行だけご紹介します。

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世の中よ、あはれなりけり。

常なけどうれしかりけり。

山川に山がはの音、

からまつにからまつのかぜ。

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大好きな公園のそばに引っ越して、休みの朝にコチ丸と木立の中を散歩するたびに、なんだかたびたびこの詩を思い出すようになりました。

世の中は味わい深いものだなあ。はかないけれどうれしいものだなあ。

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わが家に来てくれたり通り過ぎていってくれた子達の、今を精一杯生きている姿を見てきたせいもあるかもしれません。

人生のはかなさとうれしさを、それぞれの輝きでより一層きれいに彩ってくれたみんな。

ありがとうね。仮かあちゃん、みんなの幸せをいつも祈っているよ。

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そして精一杯というよりまだいっぱいいっぱいの橙(だいだい)ですが、それでもだいぶ慣れてきました。

お腹の調子も治り、食欲も出て、たくさん食べています。

引きこもりの時期を脱出して、徐々に家の中の探検調査を始め、ご飯の頃になると待ちきれずにキッチンの入口までやってきて、自分の分が用意されるのをソワソワ待っています。

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呼びかけるとお返事してくれることもあります。

それが長い。

「橙?」「にゃあ~あ~あ~あ~あ」

ドアの影からおずおずと出て来て、こちらを見あげて小さな声で。

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それはまるで、

「ご飯ちょうだい。まだこわいけどナデナデも。

でもダッコはちょっとこわいからあんまり好きじゃないの。

でもでもお膝はやぶさかではありません。

そのご飯はやくほしいな。大盛りでね?

だけどやっぱりリビングはまだちょっとこわいの~うぅ」

などの迷いやうったえが全部入っているように聞こえて、思わず笑ってしまいます。

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虫の処置やウィルスの検査も済んだので、様子を見ていられる間は保護部屋のドアは開放して、好きなように行き来できるようにしてあります。

みんなのいるリビングにちょくちょくやって来てこわごわ見て回っては、誰かのちょっとした動きや物音にびっくりして小走りにねぐらへ逃げて行く。

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今のところはこれををせっせとくりかえしていますね。

本人はドキドキで大変でしょうけど、今まで来た子達に比べるとその進化はむしろ早いくらい。

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もっと楽になる日は遠くない。

がんばれ橙!その日まで!

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しない後悔、した後悔 後編
その子を残し、私は足早にそこを離れました。

だってやっぱり無理だから。

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ムリだムリだとつぶやきながら一目散に帰宅しました。

そしてムリだムリだとつぶやきながらキャリーバッグを引っ張り出し、軍手と洗濯ネットとペットシーツを放り込み、猫たちがこよなく愛するおやつ、いなばの焼きかつおを懐に入れると、全速力でその場に戻りました。

その間15分。

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理性の部分では迷っていても、君に最初に触れた時にもう気持は決まっていたんだねえ、たぶん。

思っていたより軽くてきゃしゃな身体と仔猫みたいにやわらかい毛並み。

「にゃー」というより「ネ~~」とか「ニ~~」とか幼さの残る、ちょっと遠慮がちな声。

無防備にだっこされてしまう時の、きょとんとした無垢な顔と私の腕につかまる小さな丸っこい前足。

もう朝夕は10℃を軽く下回る、初冬と言ってもいいこの空の下にこの子をひとり置いて行くなんて。

無理だわ。

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同じ場所に戻ると、姿が見当たりませんでしたが、そこはあわてず。

猫の嗅覚は人間の100万倍以上。100倍じゃないですよ。100万倍です。

いいあんばいに人肌にあたたまった焼きかつおの出番です。

そしてふと思いついたのです。たぶんしゃがむ人は食べ物をくれるか、少なくとも悪い人ではないと認識しているんじゃないかと。

さっきもしゃがんでいる時に来てくれたし。

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かつおのセロファン袋をわざとガサガサ鳴らしながら、3分も待たないうちに、「こつん」。

来た来た。

ひょいっと持ち上げてキャリーへ。無抵抗。

はい、完了。

そんなわけで、この子の卒業まで一時復帰いたします。

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たいそう人馴れしている子ですが、連れ帰って納戸改め保護部屋に入れた時のパニックぶりは、やはり屋内で暮らしたことのない子のものでした。

でも本当にいい子。

どんなにパニくってもシャーともウーとも言わない、引っかかれたことも噛み付かれたこともありません。

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獣医さんの見立てではやはり6ヶ月齢くらい。女の子です。

2.1kg、エイズ/白血病検査陰性。ちょっとお腹を壊していますが元気です。

明るめのキジトラ地に茶トラのような赤毛のぶちが混じった、いわゆる「むぎわら」柄で胸元と脚は白。

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名前は橙(だいだい)。

ぶちの色。橙の実の色。でもその花は可憐な白。

そして橙色の暖かい明かりが灯る一生のお家が見つかるように願いを込めました。

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ようこそ、橙。

君は幸せになるために生まれてきた。

ケンケン、見てるかな?

橙を守ってね。

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ご支援のお願いです。

東日本大震災以降、人のいなくなった地域に未だ置き去りのままの犬猫の保護や給餌にCACD Natsumint隊さんが通い始めてもう7年目。それぞれ家庭やお仕事を持ちながら、休日を返上しての6年半です。

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動物は寒くても暑くてもお腹が空いても、人を恨んだりわが身の不幸を嘆いたりせずにただただ前を向いて今を生きていく。

そしてエンジンの音がすれば目を輝かせ、しっぽをふって人に駆け寄って行く。なんて気高くてきれいな魂なんだろう。

だからこそボランティアの方々もどんなに疲れていても応えに行かずにはいられないのです。

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7回目の寒い寒い冬がやって来ます。もしよかったらリストから1品、またはランチ代2~3日分を送ってあげてください。

詳細はこちらです。 → クリック

しない後悔、した後悔 前編
もしも人を暴走型とそうじゃない型に分けるとしたら、私は明らかに暴走型です。

そして、どういうわけか結果がたとえさんざんな失敗だったとしても、「したこと」を後悔したことはまずありません。

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暴走型ゆえ「迷ったうえでしなかったこと」はそんなに多くないのですが、こちらに関しての後悔はけっこうあります。

ここしばらくで最大はこんなお話です。

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ある早朝、いつものように近所の公園をコチ丸と散歩していると、道の脇の背の高い草むらの中に1匹の小柄な茶白の猫がお座りしているのが見えました。

道の方を向いて静かにお座りしていました。誰かと待ち合わせをしているような風情で。

私達が立ち止まると、その子は草むらから出て来て、私の脚に控えめに顔を擦り付けました。

気のやさしそうな子で、なんだか淋しそうに見えました。

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今まで見かけたこともなかったので「どこから来たの?」と話しかけて少し頭をなでましたが、私は一旦その場を立ち去ってしまったのです。

去り際に何度も振り返って見たら、その子はしばらくの間佇んで私たちを見送り、それから草むらの同じ位置に戻って、また道の方を向いてお座りしました。

背の高い緑の草と、間にちらばる小さな黄色い花々。そこに薄茶色のその子がいる風景はとてもきれいだったけど、その一方で胸がちくちくするものでした。

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一日中気になって、帰宅後に行ってみたけれど真っ暗で見つかりませんでした。

その日から今までずっと、毎日目を凝らしていますが、姿を見たのはあの一度きりです。

いわゆる生き抜くタイプには見えなかった。

居場所がないような、どうしたらいいのかわからないような、なんだか心細そうだった姿。

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私はあの時、仕事に遅れそうだったこともあったけど、保護活動を休んでいるのに連れ帰ることに躊躇がありました。

後ろ髪を引かれながら活動休止して、ちゃんとした形で復帰するために必死で建て直しをしているのに、今のガタガタな我が家のまま連れ帰ったらまた振り出しに戻ってしまうから。

でも結局その子に関して残っているのは後悔ばかりです。

あの朝に連れて帰ればよかった。

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そんなある晩。

日が短くなっているので、夜の散歩をやや明るめで見通しが良いコースに変えたばかりでした。

トイレの後を片付けるためにしゃがんでいた私のお尻をコチ丸が鼻先でコツンと何度かノックしました。

「なあに~?」と顔をあげて振り向こうとしたら、コチ丸は斜め前にいる!

振り向いた先には猫がちょこんと座ってこちらを見ていました。

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あの子ではありません。

でも同じくらいの大きさ、たぶん6~7ヶ月齢くらいかな。2kgぐらい。

三毛っぽい模様なのでたぶん女の子。

立ち上がって、うーんと伸びをしてから柔らかく身体を寄せてきます。

これがやたらと人懐こくて、つい撫でてしまったら、大喜びで頭を押し付けてきます。大音響のゴロゴロとともに。

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なんとコチ丸にまでなんのためらいもなくトコトコくっついていくのです(コチ丸は後ずさってました)。

まさかと思い、抱っこを試みると・・・できちゃう!あまりにあっさり。

でもねー、なんでかな、わからないんだけど、飼い猫の感じではないんだよな。

ただ、この無防備さはまずい。

頭にいろんな行く末の妄想ががぐるぐる渦巻きました。

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1.いろんな人に気まぐれに愛でられて気まぐれにいろんなものをもらい、低質なものの食べ過ぎで体調をくずす。

2.思慮の深くない人の飼犬にまちがってすり寄ってしまい、大怪我をする。

3.やさしくない人にまちがってすり寄ってしまい、八つ当たりの的にされて大怪我をする。

4.最初から残虐な虐待を目的とした人に狩られる。

5.暇つぶしに拾われて公園から連れ出され、飽きたらもっと危ない街中に捨てられる。

6.毒の入った食べ物を・・・

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キリがない。

どうしよう。

活動現役の頃は、履歴書の「特技」の欄に「覚悟」と書こうかと思ったくらい瞬時に決めることができたものだったけど。

つづく。




ご支援のお願いです。

東日本大震災以降、人のいなくなった地域に未だ置き去りのままの犬猫の保護や給餌にCACD Natsumint隊さんが通い始めてもう7年目。それぞれ家庭やお仕事を持ちながら、休日を返上しての6年半です。

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動物は寒くても暑くてもお腹が空いても、人を恨んだりわが身の不幸を嘆いたりせずにただただ前を向いて今を生きていく。

そしてエンジンの音がすれば目を輝かせ、しっぽをふって人に駆け寄って行く。なんて気高くてきれいな魂なんだろう。

だからこそボランティアの方々もどんなに疲れていても応えに行かずにはいられないのです。

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7回目の寒い寒い冬がやって来ます。もしよかったらリストから1品、またはランチ代2~3日分を送ってあげてください。

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プロフィール

lohamakegu

Author:lohamakegu
ボランティアで犬猫の保護と譲渡をしています。

現在募集中の子:ポプラ

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