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2016/03
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思わぬ見つけ物
横浜市南部はコチ丸の目撃情報が多い地域のひとつです。

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私はそこをしょっちゅう歩き回っているおかげで、「幸か不幸か」と言うのか「不幸中の幸い」と言うのか、ところどころでささやかな「和み」も見つけたりします。

先日書いた人々の温かい気持ちはもちろん、夜明け前の空に浮かんだ白く輝く三日月や、晴天の神社の境内で豊かに香る沈丁花の花、あるいはお腹が空いて立ち寄ったパン屋さんの焼き菓子がびっくりするほど上出来だったり。

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コチ丸はどういうわけか急な傾斜の住宅地ばかりを行き、追いかける方はたまったものではありません。

捕獲道具や大量のチラシなどで荷物もとても重いので、足腰はもちろんですが肩と背中がガチガチになります。

そして小高い場所の住宅街って、荷物を置いたり腰を下ろす場所はまるで無いことがほとんどです。コンビニはおろか公園すらも意外と無い。

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ここのところは暖かくなりましたが、それまではさらに厳しくて、3分間でいいから暖房のある場所に入りたいとしばしば夜道で願いました。

でもつい先日見つけたのです。ある丘の上の、例によって何もない住宅街の中に小児専門の大病院があり、そのロビーの一角にTully'sコーヒーが支店を構えていることを。

このありがたさは尋常ではないのです。私にとって。

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物理的にはもちろんだけど、コーヒーショップってある意味「心の支え」になる時がありませんか?

気持ちを休めたり、リセットしたり、スイッチを切り替えたりできる場所。この感覚を正しくおわかりいただける方、きっと多いと思います。

さらにこれが小児病院にあるというのがまたすごいと思いました。

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この世の中に、期限が来れば開放されるトンネルと、期限など無く先の見えないトンネルがあるとしたら、コチ丸探しは後者。

重い病気の家族を持つのもまた後者で、特にそれが自分の子供だったら、そのつらさは計り知れません。

周囲には普通に、子供には笑顔で。だけどやりきれない思いや疲れでいっぱいの時もあるでしょう。

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そんな時、ちょっと一人になって温かい物を飲み、パンパンに張っているだろう翼をつかの間でも休ませる場所があったらきっと救われるだろうと思って。

おひとり様の男性、女性、お母さん待ちのお父さんと弟妹や、面会に来た家族と車椅子の女の子。いろんなお客さんがいました。

みんなそれぞれ苦しみや悲しみを抱きながらもちゃんと前を向いて歩いているんだなあ。と感じ、おまえもしっかりしろと励まされた思いがしました。

それにしてもここ、もっと寒い時期から知っていたかった。

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もう一つ見つけた物があります。タリーズには独自の絵本大賞があって、毎年入選した作品を実際に発行・販売しています。

その中にはしもとみおさんの「神様のないた日」という1冊があります。

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ずーっと以前、カフェラテ待ちのカウンターで何気なくそれを手に取って最後まで読み、人のわんさかいるその場所で大泣きしたという世にも恥ずかしい過去があります。

その時に店員さんと「これいいですよねー」と手を取り合わんばかりに言い合って1冊購入しました。

後日、お世話になった恩人にプレゼントしたのですが、やはり自分の手元にもあってほしくてもう1冊買いに行きました。でも売り切れ。

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以来ずっと何年も、支店と見たら訊ねて探していましたが、どこも完売で、増刷の予定も無いとのこと、もう入手はできないとほぼあきらめていたものです。

それを今になって、この陸の孤島のような支店で2冊見つけました。

本当は2冊とも買占めようと思ったのですが、誰かと分かち合いたくて1冊だけにしました。

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この本でどうして泣いたかというと悲しいとかじゃなくて、主人公の猫ちゃんがあまりにシンプルできれいな気持ちを持っていたから。こんな風に生きたいとあこがれるような。

後に残ったもう1冊を手に取る人が、その本から明日への力をもらえますように。

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おまけ。里親さんが励ましのメッセージとともに送ってくださった、グリム改めポチ丸のかわいいお顔をどうぞ。

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温かな支え
けっこう以前ですが、ある酒屋さんに捜索チラシをお預けしようと入った時のこと。

ご主人が店頭にいらして「あっチラシ?店に貼るよ!配達の時もよく見とくよ。おーい!犬が迷子だって!」

するとお母さんが出てきて「はーい。あら迷子ー?かわいそうにー。ちょっとー!迷子だって!」

今度は若いお嬢さん2人が次々やってきて「えっ迷子?どんな子?あっかわいいねえー。うちも犬いるから気持ちわかりますー。ねー、おばあちゃーん!」

「はいはい、あらー。」

という感じで家族全員が店先に集まってきて熱心に話を聞いてくれました。

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それぞれのおうちやお店にご事情がありますから、もちろん断られることもあります。

でも親身になって受け取ってくれる人は思っていたよりずっと多く、別れた後に「もう暗いから気を付けてね」と言うためだけにもう一度走って追いかけて来てくれる人もいたり。

そんな時は人の温かい思いやりが胸に沁みて、本当に救われる思いがします。

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これほどたくさんのご協力をいただいていますが、コチ丸は人に警戒心が強く、逃げ足は非常に速く、短時間でかなりの距離を移動し、広範囲に神出鬼没で1か所に居つかないため、いまだに捕獲に至りません。

万一遭遇された場合は「じっと見ない、声を掛けない、近寄らない。」を基本に、そのまますぐご連絡いただけましたらとてもありがたいです。

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もしも食べ物などお持ちの場合は、手前に置いてそこから距離を空け、時間を稼いていただけましたらさらに助かります。

長い間ご心配をお掛けし続け、お願いばかりし続けて誠に申し訳ありません。どうか今しばらくのご辛抱くださいますようお願い申し上げます。

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それとまだお伝えしていませんでしたが、フィットは正式譲渡が完了しています。本当のおうちにすっかり慣れ、元気に幸せに暮らしています。先日もお便りをいただきました。

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「フィットは 我が家にすっかり慣れ、元気に自由気ままに生活しています。体重も増え4キロになりました。

先住のメイともほんの少しずつ距離を縮めています。すごく食欲があって、油断しているとメイの残したご飯も食べてシラっとしています(笑)。

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最近ハマっているのは廊下と居間でのボール遊びで、ボールを追って全速力で走っています。それとキーパーのようにボールを全身でキャッチする事です。

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本当に楽しい可愛い子で我が家のアイドルです。出会いに感謝です。ありがとうございました。」

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のびのびと幸せに暮らしている様子が目に浮かんで元気をいただきました。卒業生たちが幸せに暮らしている様子を見ることはいつでも何よりの励みになります。

里親様、大切にしてくださってありがとうございます。

これからもフィットのこと、よろしくお願いします。


プロフィール

lohamakegu

Author:lohamakegu
犬猫の預かりと里親探しボランティアをしています。

現在募集中の子: サン太

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