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2016/02
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明日から3月
最近の私は、無理やり療養食や薬を口に入れたり、点滴針を刺したり、嫌なことばかりするのに、どうしてケンは少しも私を嫌いにならないんだろう。

帰宅するとベッドから起き上がって迎えてくれ、玄関方面に向かうと追ってくる。

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1日のほとんどは眠っていますが、起きている間はほぼずっと私のそばにくっついて横たわっており、立ち上がろうとすると膝に手を掛けて阻止を試みたりします。

本当に具合が悪い時は自分のベッドで眠りたいようですが、やや良い日は私の布団で眠ります。

そしてしばしば目をこらして、私の顔を長い事じっと見つめています。一緒にいるのを確かめたいみたいに、ずっと覚えていようとしてるみたいに。

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コチ丸逸走後18日間は退社後に給餌と投薬をしてから捜索に出かけ、毎日夜遅くまで猫たちだけで留守番させていました。

しばらくするとケンの症状は悪化し、若い子達も粗相などの行動や表情に明らかにストレスの兆候が出てきました。

今月に入ってからは捜索は休日と夫か私どちらかが在宅できる平日だけにしました。

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するとケンは容体はいくらか楽そうになり、若い子達の粗相やイタズラも止みました。

当たり前のことですが、そばにいて愛情をかけることは本当に大事なのだなあと思います。

ケンは回復はしないでしょう。でもできるだけ楽に、幸せな気持ちで最後まで過ごせるように手助けしてやりたいです。

私は仕事もしているので余計に今はケンと過ごす時間が大事でならず、いつも向き合って過ごしたい。

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でもやはりコチ丸のことを想い、今まで見聞きしてきた逸走保護犬猫たちの数々の悲惨な最期を想い、「今日元気でも明日轢かれてしまうかもしれない!今行かなきゃ!」という衝動も慢性化しています。

さっきチラシを渡さずにすれちがってしまった人が、今日ポスター貼りを切り上げた地域の人が、この後コチ丸を見るかもしれないと思うと、どうしても自分が体力を残してできる範囲を超えて歩いてしまいます。

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「忙しい忙しい」と文句を言っていた今までの日常が、今では夢みたいに安らかに思えます。

犬猫の、特に保護犬猫の飼い主さんにお願いです。「絶対大丈夫」はありません。どうか時々それを思い出し、危機感をリセットして暮らしてください。

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それと水が帰ってきました。里親様のよんどころないご事情によるものです。

水はまったく悪くありません。疲れたでしょうにすべてを受け入れ、変わらず穏やかなすばらしい子です。

またどうぞよろしくお願いします。

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王様の町
昨年、まだ暑さの残る9月の頭に出会ってから半年近く。10月半ばに我が家の一員となってから4か月。気がついたら歴代の保護っ子達の中で、水は付き合いも滞在期間も一番長い子になっていました。

本当にふと気づいたら。

それぐらい水(すい)はまさに水(みず)のように空気のようにそこにいました。

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他の子のように「かわいがれー」と主張することもなく、でもナデナデやおやつを喜んで受けてくれ、ごはんだけは控えめに「ちょうだい。な?な?」と迎えに来て、あとは静かに家の中を散歩したりくつろいだりしていました。

そして時々黙って傍らに寄り添い、なぐさめてくれました。

もちろん動物を自分の癒しにしようとして迎え入れるわけではありません。でも今回は時期が時期だけに、結果的にその役回りにさせてしまったことが心残りです。

最後の一か月は、精一杯のお世話はしていましたが、本当の穏やかな気持ちでゆっくり丁寧に接してやることができなくてごめんね。水。

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新しいご家族のお嬢さんは少し恥ずかしがりでかわいらしい一方、どこか凛とした強さと優しさが感じられる女の子で、きっと水と気が合うんじゃないかなと思います。

そして成長とともにもっと仲良しになっていくでしょう。

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フィットのご家族のお嬢さんも、むーことご縁は無かったけれど私の友達になってくれたお嬢さん(コチ丸の逸走後、励ましのお手紙を送ってくれました)も小学生の女の子。

保護猫とともに暮らす女の子はみんな優しくてピカピカの笑顔を持ってる。

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新しいご家族はお見合い後、フルスピードで水のお迎え準備を整えてくださいました。

お母さんは手芸とDIYの名手で、玄関の安全柵は見事な木製の手作り。窓にも柵と網戸ロック。水が寛ぐマットもかわいらしい手作り。

言葉で伺わなくてもご家族が楽しみに待っていてくださったことがとてもよくわかりました。

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水の物だけでなく、お家の中は温かみのあるおしゃれな手作りの作品が随所にあり、それがまたどれも私の大好きなテイスト。

当日はコチ丸のオンタイムな目撃情報が相次ぎ、私は急いでお宅を辞さなくてはならなかったのですが、本当はじっくり拝見したかったです。

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でもおみやげをいただきました。うさぎのおにぎりポーチ。本当にうれしい!

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画質が悪くてわかりにくいのですが、オフホワイトのコーデュロイ地に、目と鼻が花柄の布地、髭や口元は刺繍、耳の内側はカットワークのコットンで、細部まですべて素敵なのです。

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「おにぎりを2,3個入れる用」っていう用途がまたかわいらしくて。毎日を楽しんで丁寧に生きておられるのが伝わってきませんか?

ずっと大切に使います。ありがとうございました。

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水は行きの車では時折不安げに鳴いたものの、ほとんど静かでした。お家に到着して当面の水の部屋に入れたところ、すみっこには行きましたが、見えないところに隠れるわけでもなく、歴代の子達の中ではいちばん落ち着いていました。

それでもやはり心細いではあるようで、立ったままいつもよりずっと多く鳴いていました。でも我が家に来た時も2~3日はそうで、その後だんだんとなじんでいきました。

当日からご飯もほとんど残さず食べたそうですし、翌日はトイレも問題無くできたとのこと。きっといつものおっとりマイペースでご家族にとけ込んでいくでしょう。

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毎晩駐車場のコンクリートの上でひとり丸くなっていた水。

別れ際に見送ってくれる時の夕闇の景色、そして彼女の小さな丸い頭と華奢な体を思い出すと今でも胸が痛くなります。

でも本当のおうちと家族が見つかったね。

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もしもただの猫好きに戻れて1匹だけ飼えるなら水を。と以前書きましたが、今も変わらぬ気持ちです。

そして「すい」という名前にはもうひとつ込めた意味があります。

私が10年間暮らして今も大好きな沖縄(琉球)の王様が住んでいた町の名前、首里(沖縄読みで「すい」)です。市内を一望できる丘の上、池とお城を中心に広がる、美しい特別な場所。

名前は変えず、このまま呼んでくださるそうです。

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卒業おめでとう、水。

我が家に立ち寄ってくれてありがとうね。

ずっとずっと幸せに。


水のこと
先月の13日にコチ丸が里親様宅から逸走してから1か月が経ちました。

現在横浜市周辺で甲斐犬系容姿の犬が最低でも3~4頭迷子になっており、目撃情報が錯綜している状態です。

でもそれぞれ心配している人達がいるから、どの子でも保護されて欲しいのですが。

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ケンは今月頭より若干楽そうではあるものの、血中の尿毒を薄めることで症状を緩和しているだけで、末期ということに変わりはありません。

その日によって状態は良かったり良くなかったりして毎日を過ごしています。

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我が家はこの1か月間、捜索と看護以外にもタイミング悪く浮上している他の問題等もあり、物理的にも心情的にもまともな人間らしく暮らせていません。

この状況が今後良くなるのか悪くなるのか、いつまで続くのかはわかりません。水の募集活動も頓挫していました。

でも逆に水だけでも早く出してあげなくてはと思い至りました。

コチ丸、ケンと同じように水もまたかわいい。

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希望者様とはお正月休みからやり取りしていたのですが、コチ丸のことがあったため今までお待ちくださっていました。

小学生のご子息とお嬢さんがいる、思慮深く穏やかなご夫妻です。

かなり時間をかけて何度もやりとりをしていたため、もうお聞きすることはそんなに残っていませんでした。

私はいつも脱走対策に関しては、お見合いの時から最も重きを置いてお願いしていますが、それでもコチ丸の件は起きました。

なのでこの事に関してだけはいつもに輪をかけて、おそらく過剰にお願いしてしまいました。私が逆の立場だったらヒいてしまうかもしれません。

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でもご夫妻は理解してくださいました。

そして、水をつまらないなんて思わない。そのままの水がただそこにいてくれるだけいい。と言ってくださり、何度もかわいいかわいいと言ってくださいました。

水は最初は少しとまどっていましたがすぐに落ち着いて、あわてたり隠れたりすることもなく、いつものように淡々と静かに寝そべっていました。

お見合いも終盤という時、ご家族に囲まれながら頭をもたげて、輝く瞳でひとりひとりの顔を順番に確かめるようにぐるりと見上げました。

そして全員それぞれの手からおやつを食べました。

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ご家族には即答はお願いせず、一旦ご相談の上お返事を下さいと申し上げました。

許可をいただいたのでお返事の一部を転載します。

「お見合いを終えて駐車場までの道のりで、すでに4人の気持ちは一致しておりました。水ちゃんを我が家に迎え入れたいです。

娘は帰りに立ち寄った祖父母の家で、自分の手からおやつを食べてくれたこと、すごくおとなしい子だったこと、嬉しそうに話していました。

息子は早く来て欲しい、5人家族になるんだね、と待ち遠しい気持ちでいっぱいのようです。

もちろん私も主人も同じ気持ちで、久々に団結したような気がします(笑)

できるだけ早く、準備をします。この週末に脱走対策について相談しながら作業していきたいと思います。」

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痩せていた身体もふっくらとして、女の子らしい丸いお尻になった水はますますきれいです。

鳴く時は顔をくちゃっとしかめて、まるで子猫のような表情になること。

白い炊き立てのご飯が大好きなことがわかり、時々ちょっとだけあげると♪の吹き出しが付いてるみたいに喜んで食べること。

胸元を撫でられるのが好きで、撫でている手をお返しみたいにずっと一生懸命なめてくれること。

コチ丸が逸走して本当に苦しい日々が始まったら、いつからか私が就寝する時に枕の横で添い寝してくれるようになったこと。

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まだまだ水について書きたいことがたくさんありましたができませんでした。

それぞれの子の物語をきちんと順を追って綴っていくと年頭に表明したにもかかわらず、守らなくて申し訳ありません。

まずはご報告まで。

プロフィール

lohamakegu

Author:lohamakegu
犬猫の預かりと里親探しボランティアをしています。

現在募集中の子:今はいません。

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