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2019/12
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見るだけで幸せになる写真
まずは柊花さん便りからどうぞ。

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「柊花がやってきて2ヶ月が過ぎました。

クローゼットに閉じこもり、一晩中鳴いていたのが嘘のように毎日寄り添ってくれています。

ソファでゴロゴロしている時には、自分から乗っかって来て一緒にウトウトしてくれます。

テレビに動物が映ると反応して、追いかけに行ったり、ペットボトルのキャップがお気に入りのようで、自分で飛ばしては追いかけて、元気いっぱいです。

グリム日記の読者様たちにも可愛い姿をお届けしたいと、写真撮りまくっています(笑)」

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自分から乗っかってきて一緒にウトウトだなんて!

すっかり家族。

やっぱり本当のおうちに行くと進化が早いなあ。

1匹の猫を保護したいと考え始めると、まず観察と聞き込み、一方でその子に接触して馴らしていき、保護の方法を探ります。

手捕りできるのはごくごく一部、仔猫あるいは弱っている子などで、健康な成猫はまず無理です。

いくらべったりスリスリで、抱き上げることすらできる子でも、キャリーバックをひと目見てしまったらたちまち警戒モードに入って、まるで近寄ってこない。

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動物の勘はとてつもなく鋭いので、いくら隠したつもりでも未熟な私の気負いはたちまち悟られてしまいます。

たとえばコチ丸に捕獲器をしかけて、毎朝張り込んでいた時の話。

捕獲器から15mくらい離れた位置の、スモークガラスで内部が見えない車の中から見張っていると、やがて朝靄の中からコチ丸がやってきます。

その姿を見て、こちらの体がぴくっと緊張すること。

それから声には出さない、口の中でごくちいさくつぶやくような「来た」という一言。

このどちらも彼には伝わってしまうのでした。

見えるわけない、聞こえるわけないのに、はっと振り向いてじっと眺め、やがて去っていってしまいました。

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猫だっておんなじ。

手捕りは私には無理。

捕獲器に頼ることになりますが、これすらも私は本当にへたくそで、いつもやっとの思いで成功に至ります。

捕獲器は借り物でいつでも借りれるわけではなく、ペット以外の子に対応してくれる動物病院は少々遠いので搬送してくれる人を探し、診療日時や手術の予約などをやりくりするのが、これまたへたで・・・

そして検査の結果、病気が発覚した場合は譲渡の難易度は格段にあがります。

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募集してもご縁がなかったり、あっても戻ってくることもあるので、保護や預かりをするからには終生お世話をする覚悟がいります。

よって、自分がそれに耐えうる様々な余裕を持っているかどうかをきちんと考えるのがベストです。

私のように、そんなものないのにどうしても放っておけなくて連れて帰ってしまうことは、まったくもって賢明ではありません( ̄∇ ̄;)

それから女の子の場合は妊娠してないかどうか。

妊娠していてもしていなくてもちろん避妊手術は心配です。

そのあたりの医療行為が全部クリアになって、そこからが本当のスタート。

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一緒に暮らして、ある程度人間との生活に慣れてくれたら、いよいよ募集開始。

やっぱりお断りするのは一番つらい過程です。

大多数の方は真剣に考えて応募してきてくれていますし、本当はみなさんのご希望に沿いたい!

でも一家族以外はお断りするしかないのが現実。

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そしてどんなに心をくだいて伝えたつもりでも、それは私の独りよがりでしかない。

逆の立場で考えたら、断わられることで自分自身を否定されたような気すらしてしまうかもしれません。

にもかかわらず、その後もお付き合いくださっている方々もいます。

なんて深くて広い懐でしょう。

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お断りする理由なんてなにも無かった。

たまたまその猫に、よりぴったり合う状況の方がいらしただけなのです。

でもそのことを受け入れ、祝福してくださり、また別の出逢いによって引き取られた子達との近況やお写真などを時折寄せてくださいます。

コチ丸捜索の際にもそれは親身になって助けてくだった方もいたり。

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お許しを得て、そのうちおひとりのお写真をご紹介しますね。

見るだけで幸せになる写真。

長いこと一緒に暮らしている老犬さんとたちまち仲良しになった、新しい家族のサビ猫さん。

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おうちに来てほんの2ヶ月弱の写真なのに、まるでずっと家族だったようです。

こうしておつきあいいただいていることを心からありがたく思っています。

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人生、楽しいことばかりではなく、一生懸命生きているつもりでもどうしてかつらいこともたくさんやってきますが、こんな風に人とのご縁ややさしさを受け取るたびに救われる想いがします。

またいつか、もしもご縁を繋げる機会がもう一度訪れるとしたら、それほどうれしいことはないだろうな。

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柊だより
柊あらため柊花の里親さんはとてもマメにおたよりと写真を送ってくださいます。

たぶん、柊時代に応援してくださったたくさんの方々の気持に応えたいという想いが、その理由のひとつだと私は思っています。

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柊花は予想していたよりずっと早くスムーズにお宅にも慣れていき、既に違和感がほとんどない家族のような様子です。

今月に入ってからのメールを2通ご紹介しますね。

まずはゴールデンウィークのもの。

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「柊花が我が家にやってきて早くも1ヶ月経ちました。

最近ますます心を開いてくれてきています。

外出から帰宅して、柊花さーんと呼ぶと、隠れ場所のある3階からリビングに降りてきてくれます。

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近寄ってきてスリスリし、撫でて~の催促。

主人にもある日突然スリスリ甘えてきたようで、それはもう大喜びでした。

私は出先でしたが、すぐに写真が送られてきました(笑)

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朝、目覚ましの音がすると、おはようの挨拶の如くベッドに上ってきてくれてスリスリ。

ただし、度を越してのナデナデには、物凄いスピードと重量のある猫パンチが飛んできますが(笑)

確実に我が家を自分の居場所だと認識してきてくれているようです。

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キャットタワーで遊んだりくつろいでいることも多くなりました。

日に日に可愛さも増しています。

これからだんだん暑くなると思うので、熱中症対策、柊花さんがより快適に過ごせる涼しい場所作り、また色々研究しようと思います。

どんなのを気に入ってくれるかな。」

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そしてつい2日前のメール。

「柊花は2階のリビングにいることが多くなりました。

私たちがいないお留守番の時も3階にある隠れ場所のクローゼットではなく、リビングのソファで寝ているようです。

最近ますます私たちとのコミュニケーションも濃くなってきました。

寄ってきてはピタッとくっついてきてゴロンとしたり、顔をスリスリしてきたり。

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私たちの食べ物にも興味津々で。

なんでも顔を近付けて舐めようとするので、油断大敵です。

特に、パンへの食いつきが凄くて。

袋に入っているのにゴソゴソ開けて食べようとします。

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お外で暮らしている時にパンをちぎってくれてた人がいるのかなぁ。と思ってちょっと切なくなったりもします。

ほんの数カ月前までは柊花もまさかこんな暮らしがあるとは思ってなかったんだろうなあ。

お腹いっぱいのご飯、綺麗な水と安全な寝床。

ここが天国だと思ってくれてるといいなとつくづく思います。」

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先日、柊花を捕獲した場所で餌やりさんと出会いました。

少し話すと柊花のことを知っていて、「あの子は全然近寄ってきてくれなかった。でもご飯が食べたいみたいでいつも遠くから鳴きながらこちらを見ていた。そしていつもいつもほかの猫にいじめられていた。ある日突然いなくなったからずっと心配していた」と聞かされました。

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気にかけてお世話している人がいたら心配するでしょうから、捕獲前にある程度時間をかけて聞き込みをしたのですが、それでもまだ会えていない人がいたようです。

でも柊花が今は愛されて幸せに暮らしていることを告げたら、「よかった~!」と泣き笑いで何度も何度もおっしゃって、本当にお喜びでした。

次に会ったら写真をお見せしようと思います。

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ご支援のお願いです。

東日本大震災からもう7年。人のいなくなった地域にいまだに置き去りのままの犬猫達。

雨露のしのげる家屋なども次々取り壊され、彼らはますます追いつめられつつあります。

その保護や給餌に、家庭やお仕事を持ちながらもCACD Natsumint隊さんが通い始めてやはり7年。

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動物達は積雪の冬も灼熱の夏も、人を恨んだりわが身の不幸を嘆いたりせずにただ前を向いて今を生きる。

そしてエンジンの音がすれば目を輝かせ、しっぽをふって人に駆け寄って行く。なんて気高くてきれいな魂なんだろう。

だからこそボランティアの方々もどんなに疲れていても応えに行かずにはいられないのです。

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もしよかったらリストから1品、またはランチ代2~3日分を送ってあげてください。

詳細はこちらです。 → クリック

文中の日付は前回のものですが募集内容は同じ、期間のみ以下となります。

【ご支援のお願い】
●次回飯舘活動日程
6月22日(金)出発、
23日(土)~24日(日)
●フード募集期間
6月16日(土)〜19日(火)着指定







かわいいふたり
ハナミズキは、私にとってはグリムの花です。

このブログのタイトルにもなっているグリム改めポチ丸は、初めて預かりと譲渡をした犬です。

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ハナミズキの季節に我が家にやって来て、7月の良く晴れた日に卒業していきました。

もちろん真剣に取り組み、すばらしい里親さんに出会えました。

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でも今思えば、私はやや気負いすぎ。

そして幼稚で配慮に欠けていたなあと思います。

それを広く深いお心で受け止めてくださった里親さんには今も感謝に堪えません。

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今年もハナミズキがきれいに咲いて、ポチ丸一家のことを想ったら、譲渡直前のもうひとつの出会いのこともふと思い出しました。

こちらです → 「グリムと天使」

彼女が予言したとおり、生き方変ったなあ。

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まだそんなに年月が経ったわけではないけれど、なんだかずいぶん遠くまで来たみたいな気がします。

まあ、一般社会人としてのバランスは以前より崩れてはおりますが、ただ、なんていったらいいのかな。

「自分自身と、天国にいる子達と、在るならば神様に対して恥ずかしくないかどうか」

それを規準にブレないよう歩もうという気持がいつも胸の片隅に灯っているようになりました。

普段から意識しているわけではないですが、隅っこの方にいつも。

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それにしても素敵な女性だったなあ。彼女は。

もう一度会いたいという願いは叶わないままですが、私には他にも何名か憧れの年上の女性がいます。

共通しているのはどの方もほがらかで、その笑顔が輝くようで、人をジャッジすることなく、女神みたいな包容力を感じさせる。

知的でおしゃれでエレガントだけれど、一方で少女のようでもある。

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そういえば、こんなことがありました。

以前、J-WAVE(首都圏でメジャーなFM放送局)主催の音楽フェスに行った時、私の隣の席に年配の、70歳ぐらいでしょうか、小柄で上品なご婦人がお座りになっていました。

クラシックの方が似合う佇まいでいらしたので、誰かの付き添いかな?と最初は思っていましたが、どうもお一人でいらしたようです。

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順番にステージに現れるアーティストのライブをわずかに微笑みながらご覧になっていました。

そして、ネクストアーティストのアナウンスが入りました。

「スガ シカオ!」

するとそのご婦人は歓声をあげて立ち上がり、うれしそうに手を叩いてリズムを取って、心から楽しんでいらっしゃいました。

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その姿は本当に可憐で、恋する少女のようでした。

こんな風に無垢でありたいなあ。

歳なんて関係ないや。

むしろ歳をとるほど余分なものがそぎ落とされて、無垢な心を持てるような生き方もあるでしょう。

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あれ、保護ブログなのに人間の話ばかり。ごめんなさい。


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保護していた子が卒業するたび、家の子達に対して「ただいま」という気持になります。

愛情は変りませんが、やはり体はひとつだし、保護している子にはどうしても時間を多く割くことになるので、レギュラー陣にはどこかで常に申し訳なく思っています。

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なのでレギュラーだけの期間は、より時間と手をかけて1匹1匹に接しています。

なによりわたし自身がそうしてくてたまらないので、せっせとくっついて、遊んで、褒めて。

たまにしつこくぎゅーぎゅーだっこして嫌がられたり。

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保護っ子がいる間は、みんな色々なことを少しずつちゃんとがまんして、かあちゃんに協力してくれます。

そして巣立った後はまたのびのびと甘えんぼの子供に戻ります。

でももしかしたら本当は、私の方が甘えてほしいのをわかっていて「まったく手がかかるなあ~」と付き合ってくれているのかも。

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おまけ。

最近一番のお気に入り写真を。

柊あらため柊花の里親さんからです。

「朝、私が支度をしていると膝に乗って一緒に鏡を見るのが日課になりました。」

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一緒に鏡というところがなんとも女の子らしくて、見るたびにニヤけてしまいます。

なんてかわいいふたり♪

柊花さん、さらに急成長中ですよ。













柊の花
新緑が美しくて朝の散歩が至福です。

柊の卒業から半月経ちました。

里親さんから届いているメールと写真を時系列順に並べてみたら、その進化ぶりにうれしくなりました。

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まずは譲渡前夜のものから抜粋。

ブログの新しい記事を読ませていただき、またしても号泣です。

我ながら良くこんなに涙が出てくるもんだと(笑)

読者の方のコメント欄も読ませていただき、改めて、一生涯大切にしていかなくては!と心に誓いました。」

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そして譲渡当日のものからも。

「今日から我が家は新章の始まりです。

先ほど部屋に覗きに行ったら、柊さんはクローゼットの一番奥に隠れていたのですが、次に覗いた時はやや前側にいて、チュールを少し食べてくれました。

出てくる気配がないので、ご飯はクローゼットの前に移動しました。」

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譲渡翌日。

「今朝起きてみたら、ご飯がわずかに減っていましたが、ソファにおしっこがしてありました。

彷徨っているうちにトイレの場所がわからなくなってしまったようです。

可哀想なことをしてしまいました。

ただ、クローゼットに閉じこもるだけでなく、自分から動き出した事には少しだけ安心しました。

トイレの数を増やすことにしました。」

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その後もちょくちょくご報告いただいた中からそれぞれ一部を抜粋してみます。

「今、私がリビングにひとりでいたら、階段に影が・・・

チラッと見たらなんと柊さんが顔を覗かせてましたー!

私がチラ見しちゃったせいで、慌てて逃げていきましたが(^-^;

1日に何回もメールしてすみません。あまりにも嬉しくて思わず報告してしまいました。」

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「先ほど見に行ったら、ご飯がだいぶ減っており、トイレもちゃんと使っていました。

たまに部屋から鳴き声が聞こえるので、淋しいのかな。

その後、またリビングに降りてきてくれました。

私を見つけると、『うわっ!いた!』って感じで階段をかけ上がって行きましたが(^-^;

階上で物音がすることが多くなってきたので、クローゼットから出ている回数が少しずつ増えているようです。

昨日より今日、1歩ずつ近付いてきてくれている気がします。」

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「次の報告は一週間後ぐらいと思っていたのですが。

先程少しの間ですが、触らせてくれました!!!

急にここまで馴染んでくれたので、嬉しくてメールしました!」

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「最近は私がいるリビングでも散策したり爪とぎしたりするようになりました。

それと、名前が決定しました!

柊花(しゅうか)です。

歴代の子達と同じように『ー』の音で伸ばして呼べる名前がよかったのです。

そして柊の文字を残したかったので。

早速、『しゅーかさーん♪』と連呼しています(笑)」

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「一昨日辺りからあまりひとりで鳴かなくなり、同じ頃から私に寄ってきて撫でさせてくれるようになりました。

そうそう、先日は先代の子達にお供えしていたカリカリを食べられてしまい、『やられた~』と思う反面、元気に行動し始めた事に嬉しくなりました。

猫じゃらしが気に入って、キャットタワーの頂上に置いてあったのを自ら登って取りに行き、陣地(クローゼット)に持ち込んでいました(笑)

リビングで一緒にくつろいでくれる日も遠くはなさそうです。」

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「ご飯もトイレも毎日順調です。

そばに来て鳴くので、撫で撫でしてあげると気持ちよさそうに床にゴロゴロし始めます。

それでもまだ、ちょっと私が動こうとするとダッシュで逃げて行くこともありますが( ̄▽ ̄;)

主人とは接する時間が短めなせいか、まだ顔を見ると逃げていくので、私の方が柊花ポイントはリードしているようです!(笑)

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壁の爪とぎを使っている写真を友人に見せたら『ワンピースを着てるロングヘアの人みたい!超可愛いー!!』とベタ褒めでした。

私のご飯の匂いにつられてテーブルに乗った時のちょっと行儀の悪い写真も添付します。

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降りるどころかどんどん迫ってきて、しまいには超どアップ(笑)の写真が撮れました。」

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柊の花で柊花。

良い名前です。

うれしいなあ。

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ご夫妻は、少しでも柊が楽な気持で過ごせるようにあれこれ心を砕いて工夫してくださっており、その成果は思っていたよりずっと早く表れ始めています。

ちょこちょこくださるメールも、飾らないお人柄が伝わってきて温かな気持で拝見しています。

皆様が愛して応援してくださった女の子は、こうして日々がんばっていて、大切に守られていますよ。









きれいな心
保護っ子を新しいご家族のもとへ無事に送り届けた後は、まず保護部屋の窓を開け放って掃除です。

リビングに移動していたハンガーラックなども元の場所に戻して、トイレや食器も全部片付けて、急いでその子がいた気配を消し去ります。

後に残るのは元通りのガランとした納戸。

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「あなたはすごいわねー。別れるのが淋しいから私は絶対できないわ。」と言われることがあります。

別れは淋しい。それは当たり前。だれだってそうですね。

でも一歩ひいた目線でこうは考えられないかな?

私の最重要事項はあの子達が生涯幸せに暮らすことであって、私が淋しい思いをしないことじゃない。

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それに相手は元気で幸せに生きているし、時折幸せ便りだってくれる。

淋しさは時が経てば確実に薄れる。

なにより彼らの幸せのスタートをサポートできたことは自分だけの勲章になって、胸の奥でずっと光を放っています。

この勲章の重みと輝きは手にした人だけが感じられる。

もしも何かしたくて、でも始められずに迷っているのであれば、ぜひ一歩、近づいてみてください。

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柊は出発の前々日からは、私の布団に上ってきて短時間ではあるけれど添い寝するようになりました。

本当によくがんばってここまできたねえ。卒業の準備ができたね。

とか言ってたら当日はやられた。

というより私が未熟なばっかりに、つい気配を出してしまって、まあ~部屋中逃げる逃げる。

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お迎えにいらしてくださった里親さんをしばらくお待たせしての捕獲劇です。

でもね、押し入れに逃げ込んで奥にはりつきながら必死の反撃をしていた柊でしたが、最後に私が膝を正して「柊、がんばれ。行こう。」と静かに言った時、彼女がそれをたしかに理解したことを感じました。

こんなことは一度もなくて、病院の時も苦労したし、今回も大暴れと多少のひっかき傷を覚悟していたのですが。

静かにだっこされてまるで抵抗せずにキャリーに入ってくれました。

拍子抜けすると同時に、仮かあちゃん、誇らしさで胸がいっぱいになったよ。柊。

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里親さんのお家の窓やリビングと廊下の境などには奥様お手製のワイヤーネットの柵が設置されていました。

頑丈に作られた柵をしっかりと取り付けてあって、小柄でかわいらしい女性ひとりがほんの数日間で仕上げたものとは信じられない、それは素晴らしい出来栄えなのです。

なんてたのもしい!

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柊のために新調してくださった天井まであるキャットタワーも!

柊、キャットタワー大好きだけど、いつも独り占めできなかったもんね。喜ぶだろうな。

先代の猫ちゃんたちの写真にはおやつやアートフラワーなどをお供えして、今も共に過ごしていらっしゃいます。

私もご挨拶して「新入りをよろしく頼むね」とお願いしました。

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柊はさっきの神妙な覚悟もどこへやら、車の中では文句言いっぱなし。

お部屋に入って隠れ場所のクロゼットでキャリーから出した時も「にゃー!にゃー!にゃーーあーー!!」

最後の「にゃーーあーー!」の言い方が、たとえば女の子が男の子にいじめられて言う「も、やーだー!」みたいなイントネーションで。

かわいかったなあ。

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私がありがとうとさよならを言う間もずっと大きな声で鳴いて聞いてもくれないんだから。

でもわかってます。

うちに来た時の鳴き声と全然ちがう。

確かに恐がってはいるけど、その度合いが全然ちがう。

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柊、最後のおうちだよ。

最後のもうひとがんばり。

その後はもう安心と幸せばっかり。

いつか天国に行くまでずーっとだよ!

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帰り道にふと寄ったタリーズコーヒーでまたあの本に出会えました。

以前にもこの記事で書いたけど、もう6~7回は買った本です。でもその度に誰かにあげたくなってしまう。

この本はほぼ絶版に近い状態なので、置いている店はもうほとんど無いのですが、どういうわけか私は縁があって、手離しても次の一冊に必ずめぐり合うのです。

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主人公の猫ちゃんの生き方が私のあこがれです。

こんな風に、ただきれいな心で生きたいです。

そういえばこの子も、まるで柊みたいな黒白のハチワレだったね。

外で生き抜くための武装を解いた柊は、素直でやさしい、きれいなきれいな心の女の子でした。

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出会った時、駆け寄ってきてくれてありがとう。

名前を読んだらかならずお返事してくれてありがとう。

膝の上で喉を鳴らして、優しい重みでうとうとしてくれてありがとう。

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柊が来てくれて、本当に楽しい3ヶ月半でした。

卒業おめでとう、柊。

ずっとずっと幸せに。

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プロフィール

lohamakegu

Author:lohamakegu
ボランティアで犬猫の保護と譲渡をしています。

現在募集中の子:ポプラ

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